コラム① 2000万のプレミア手稿

レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿(イタリア国定版複製)の価格、19,167,840円(税込)だそうです。本で2千万近い値段がつくとは驚きですね。万能の天才の考えが貴重なものかが分かります。


【手稿】

① アトランティコ手稿 全25巻

② パリ手稿 全12巻

③ トリヴルツィオ手稿 全1巻

④ アランデル手稿 全2巻

⑤ フォースター手稿 全3巻

⑥ 鳥の飛翔に関する手稿 全1巻

 

【素描】

⑦ 解剖手稿( 英語版) 全3巻

⑧ ヴェネツィア・アカデミア美術館蔵デッサン集 全1巻

⑨ レオナルド・ダ・ヴィンチ・アメリカコレクション 全1巻

⑩ トリノ王立図書館所蔵デッサン集 全1巻

⑪ 英国所蔵デッサン集 全1巻

 

【レオナルド関係者の作品】

⑫ 絵画論 全1巻

⑬ フランチェスコ・ ディ・ジョルジョ・マルティーニの建築論 全1巻

 


コラム② 最初の風景画家

 レオナルド・ダ・ヴィンチは、最初に風景画を描いた画家だと言われています。

ダ・ヴィンチ以前の画家たちは、風景を単独で描くことはしていませんでした。

キリスト教の聖なる絵画が求められる中、ダ・ヴィンチは、自然の偉大さに心を奪われ、背景描写も手を抜くことはありませんでした。ダ・ヴィンチと自然は切っても切り離せない関係にあるのです。

 

コラム③ 飛行への憧れ

ダ・ヴィンチは、鳥が空を飛ぶように、人間も空を飛べたらと夢を描いていました。「鳥の飛翔に関する手稿」は、鳥の飛び方を観察し、人間が空を飛ぶ際に応用できないか研究したノートです。結果、飛行は成功しませんでしたが、ワクワクする好奇心が、天才を突き動かす原動力だったことは間違いありません。